子どものむし歯予防におすすめ!~フッ素塗布、シーラント~
こんにちは。
はやの歯科クリニックです。
子どものむし歯予防にはフッ素がおすすめ、と聞いたことはありませんか?
通称「フッ素」と呼ばれている「フッ化物」は、世界中の歯科学会や専門機関でむし歯の予防効果があると認められています。
そのため、市販されているほとんどの歯磨き剤には、フッ素(フッ化物)が配合されています。
そこで今回は、歯科医院で受けられるむし歯予防「フッ素塗布」と「シーラント」について紹介します。
わたしたちの歯は、食事のたびにミネラルがわずかに溶け出します。そして、すぐさま唾液に含まれるミネラルによって修復されます。
これを「脱灰」と「再石灰化」といいます。
そこにフッ素の効果がプラスされると、再石灰化が促進されて歯が強化されます。フッ素が歯の表面のエナメル質と結合すると、より硬い構造に作り替えられるため、歯が強くなるのです。
歯の表面が強化されると、むし歯菌が出す酸の攻撃にも溶けにくくなります。
ほんの初期のむし歯なら、フッ素の効果で再石灰化が促進され、治ることもあるほどです。
「シーラント」は、むし歯になりやすい奥歯の溝を、あらかじめシーラントという歯科材料を流し込んで封鎖し、むし歯菌を寄せ付けない積極性の高い予防ケアです。
シーラントにもフッ化物が含まれていますので、再石灰化の促進にも期待できます。
厚生労働省のe-ヘルスネットでも、シーラントについて「4年以上で約60%の虫歯予防の効果が認められた」「フッ素塗布との併用で予防効果がさらに上がる」と報告されています。
子どもの歯は大人よりも弱く、乳歯や永久歯に生え変わってから2年間くらいは、特にむし歯になりやすい時期です。
だからこそ、定期的なフッ素塗布がおすすめです。お子さんの歯の状態にもよりますので、適した頻度でのフッ素塗布を行っていただきたいと考えています。
お子さんのむし歯予防は、はやの歯科クリニックにご相談ください。お待ちしています。