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フッ素塗布(予防歯科)

フッ素塗布とは

フッ素とは、塗布することで歯を強くする効果があり、むし歯菌に負けない強い歯をつくるのに効果的な予防措置です。
歯科医院で行っているフッ素塗布は、比較的高濃度のフッ素を使用するため、歯科医院で歯科医師や歯科衛生士が塗布し、市販で売られているフッ素よりも高い効果が期待できます。

私たちのお口の中では、食事をすると歯からミネラルが溶けだし、すぐさま唾液の働きによって修復されていて、これを「脱灰」と「再石灰化」といいます。
そこにフッ素をプラスすると、フッ素の効果でもある再石灰化が促進され、歯は強くなっていきます。

フッ素の効果で、強い歯になり、ほんの初期のむし歯では治ることもあるのです。

このフッ素は、子どもから大人まで、幅広い年代のむし歯予防として使われています。
フッ素でのむし歯予防は普及しつつあり、平成28年度の歯科疾患実態調査によると62.5%もの方がこのフッ素塗布を取り入れていることが分かっています。

参考:「フッ化物歯面塗布」(e-ヘルスネット:厚生労働省)

フッ素塗布のために使う薬剤について

歯科医院のフッ素塗布で使う薬剤の特徴についてご紹介します。

  • ジェル状のフッ素を塗布

  • 市販のフッ素とは濃度が違うため、歯科医院での定期的なフッ素塗布も大切

  • フッ素は年2回以上塗布することが効果的

歯科医院で使用するフッ素は、市販のものに比べて濃度が高く、扱いに注意が必要なものですが、毎日の予防では、市販のフッ素を取り入れることも大切です。
フッ素は「一度塗布すれば大丈夫」ということはなく、定期的に塗り直しが必要になります。

大人の方の場合、年に2回以上塗布することが望ましいですが、お子様は年に2回が目安です。

子どものフッ素塗布はいつするの?

お子様のフッ素塗布のタイミングはこちらです。

  • 乳歯が生えてきた(0〜2歳ごろ)

  • 6歳臼歯とも呼ばれる永久歯が生えてきた

  • 乳歯から永久歯に歯が生え変わった

自治体によっては1歳半検診でフッ素塗布を行うケースもありますが、歯が生えてくるのには個人差があり、0歳から何本も生えてくるお子様もいます。

フッ素は、生えたての頃に塗ることで特に効果があるので、まずは下の歯の2本が生えてきたら歯医者さんデビューをしてみましょう。

フッ素塗布は0歳からでも可能ですが、お子様の成長に合わせて行います。
担当の歯科医師にお尋ねください。

大人のフッ素塗布の
タイミング

15歳以上になったら、自分でお口の管理をしていくこと考えなければなりません。

子どもの頃に比べて、自分で磨ける技術は向上していますが、思春期の時期や進学、就職などで環境が変わる時期は、特に生活が不規則になるため、むし歯や歯周病のリスクも高くなっていきます。

例えば、高校生になり学校帰りに友人と何かを食べて帰宅したり、受験勉強しながらだらだらと甘いものを欲してしまったり、会社でついつい甘い飲み物をずっと飲んでいたりする、なんてことも出てくるでしょう。

そのため、15歳を過ぎても定期的にフッ素塗布をすることをおすすめします。

また、フッ素入り歯磨き粉やフッ素によるうがいなどで日常的にフッ素を取り入れることで生涯残せる歯の本数が変わってきますので、工夫してお口の管理を行いましょう。

フッ素塗布のメリット

フッ素塗布を行うことには多くのメリットがあります。
お子様と大人の方に分けてフッ素塗布のメリットをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

子どものフッ素塗布のメリット

【お子様のフッ素塗布のメリット】

  • 乳歯のむし歯の予防

  • 生え変わったばかりの永久歯をむし歯から守る

子どもの歯は大人の歯よりもむし歯になると進行がはやいため、小さいうちからむし歯の予防をしていくことが特に大切です。

「小さい子どもにとってフッ素は身体に良くないのでは…?」と不安に思う方もいらっしゃるかと思います。

フッ素は過剰な摂取をすると副作用が出る可能性はありますが、治療に使う際のフッ素は人体に問題ありませんのでご安心ください。

生えてきたばかりの歯は弱く、生えてから2〜3年程度は特にむし歯になりやすいため、フッ素でお子様の歯を大切に守っていきましょう。

大人のフッ素塗布のメリット

【大人のフッ素塗布のメリット】

  • 歯の根っこ部分のむし歯用

  • フッ素塗布は少しでも長く自分の歯を残すための助けになる

歯周病で歯ぐきが下がると、歯の根っこ部分が露出してしまいます。
また、歯ぎしりや食いしばりが強い方も、同様に歯の根っこの部分が見えてきます。
歯の根元は、表面が乳歯のように弱く、大人の歯でもむし歯になりやすいところです。

少しでも自分の歯を残すためには、露出した歯の根っこ部分にもフッ素を塗り、守ることが大切です。
永久歯を失った後は、入れ歯やブリッジなどの義歯でかみ合わせを修復することになりますが、治療には費用もかかり、お手入れの手間もかかるなどの負担が増えてしまいます。

自分の歯を長く健康に保つためには、歯磨きやデンタルフロス、歯間ブラシなどでセルフケアを行うことも大切ですが、定期的にフッ素塗布をしてむし歯になりにくい歯をつくることをおすすめします。

フッ素塗布の注意点

フッ素塗布の注意点はこちらです。

  • フッ素の効果は約3か月であるため定期的な塗りなおしが必要

  • フッ素を塗ってから30分は飲食を控える必要がある

  • お口に異常がある場合はフッ素塗布を行えない

  • フッ素を過剰に使いすぎない

  • フッ素を塗ったからと安心せずにセルフケアを行う

4歳ぐらいまでは歯科医院のフッ素塗布だけで十分です。
お子様のケアにフッ素を取り入れる場合、フッ素を使いすぎないように気を付けてください。

どのくらいの量で、どのくらいの回数で「フッ素が含まれているケア用品を使うべきか」お悩みの方は、当院にご相談ください。

フッ素塗布は
「はやの歯科クリニック」まで
ご相談ください

当院ではお子様に向けて、フッ素やシーラントなどの予防措置を取り入れ、むし歯から歯を守る予防歯科を行っています。
小さいうちから、歯の予防で歯医者に通うことで、「楽しく遊びに行ける歯医者さん」のような感覚で、スムーズな治療にとりかかることができます。

もちろん、大人の方もフッ素を塗布することは可能です。

歯科医院でのフッ素は、フッ素を活用する方法の中でも予防効果の高い処置です。

当院でのフッ素塗布は、お子様には年2回を目安に行っております。

大人の方は、フッ素塗布の回数やタイミングについて、ご相談の上で決めていきましょう。
フッ素の効果は3か月が目安です。

15歳以上の方は、毎日のセルフケアでもフッ素を取り入れましょう。

歯科医院でフッ素をご希望される方は「はやの歯科」の定期検診やむし歯治療の際に、ぜひご相談ください。

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